こんにちは。古岡めぐみです。
前回のブログでホスピタリティに欠ける行動をする人の特徴について、少し書きました。
ホスピタリティ に欠ける行動をする人は、時間がない、仕事に追われて周りが見えない等、心に余裕がないのです
とはいえ、「だから許して!」は通用しませんよね。
という訳で、今回は『心に余裕がない時でもホスピタリティを発揮できる方法』についてお話しします。
心に余裕がなければ余裕が見えるように演技するべし!
心に余裕がないときは、頭に血が上ったようにカーッとなって、声のスピードも早く、心臓も異常なほどバクバクしてませんか?
だからこそおススメなのがコレです。
①話すスピード、所作をゆっくりする
②笑顔を出してみる
まず1つ目に、話すスピードと所作をゆっくりするということですが、呼吸が整い、気持ちが落ち着きます。
意識してゆっくり演技するのです。
こうやってゆっくりの演技をしていると、だんだん演技なのか本当の自分の状態なのか分からなくなってきます。
このように、自分の心の状態に早く気づき、ホスピタリティを発揮できる状態にいち早く戻すことが大切です。
次に笑顔。
笑顔はいつでもどこでも無料で簡単に出来る、最高のホスピタリティです。
自分の機嫌は二の次!
まずは笑顔で、相手に居心地のいい空間を提供しましょう^^
笑顔はその場の雰囲気を良くすることができます。相手に差し出した笑顔は、ちゃんと後に共有できるようになります!
真実の瞬間を意識せよ!
真実の瞬間をご存知でしょうか?
スカンジナビア航空が赤字から黒字になった経営哲学です。
最前線の従業員の15秒間の接客態度が、会社全体の印象を決めてしまう。その15秒を真実の瞬間という。
真実の瞬間 SASのサービス戦略はなぜ成功したか [ ヤン・カールソン ]
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↑おススメ本です^^
少し、私の体験談をお話ししますね。
沖縄のリゾートホテルの仕事をしていた時のこと。1泊17万円するお部屋に、私はベルマンとしてお部屋にご案内したとき、お客様からこんなお話をされたんです。
「おばあちゃん、しばらく体調を崩していたからね、次はいつみんなで旅行出来るか分からないし、今日を楽しみに来たの」
その時、ハッとしました。
自分にとっては、1日8時間程働くうちの仕事の一部であっても、相手にとってはその瞬間はそのときしかないのだと。
旅行は体力を使います。そして、お金を使います。そして、計画を立てる時間、移動時間、観光やホテル滞在時間など、大量の時間を使います。
時間は取り戻すことができません。
だから自分がどんな心の状態であっても、お客様の大切な時間を棒に振るようなことはしたくない!笑顔だけは絶対に絶やさずにいようと決めました。
というわけで、心に余裕がないときは余裕に見えるように「演技」ですよ^^
そのように振る舞うことで、心も変わります^^
【今日のホスピタリティ 】
大好きなカツ丼を食べに行ったときのこと。
「温かいお茶と冷たいお茶、どちらがよろしいでしょうか?」
雨で少し肌寒いなあと思っていたので、選べるのは嬉しかったですね。
仮にマニュアルであっても、そのマニュアルにはお客様の立場になって考えられたホスピタリティが感じられます^^