セクハラやパワハラと思われずに、女性スタッフのネイルを注意する方法

こんにちは。接遇マナー講師の古岡めぐみです。

女性スタッフの身だしなみは注意しにくいですよね。今回は、身だしなみ規定を守らない女性スタッフに頭を悩ませているリーダー、注意をしたいけれどセクハラやパワハラと思われないか不安というリーダーに向けて記事を書かせて頂きました。

女性の身だしなみの注意は、なんだかんだデリケートなので、出来れば女性がした方がスムーズです。

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ネイルで気分が上がるという女性スタッフは多いです。でも、職場にふさわしくないネイルをそのまま注意せずに放置していると、お客様から不安感を持たれたり、企業の信頼を失ったりする可能性もあります。

注意の仕方が分かると、翌日から身だしなみが整います。この記事は、私のホテルマン時代の体験や、接遇マナー研修の受講者様の変化から執筆させて頂きます。

目次

1.○○がないから身だしなみが整いません

身だしなみの重要性を理解していないと、「これぐらいならバレないだろう」と徐々に派手なネイルになっていく女性スタッフは実際います。新人さんならまだしも、長年働いている女性スタッフには注意しづらいですよね。

全女性スタッフの身だしなみを整えたいなら、身だしなみ規定をつくることです。企業ブランドやイメージを損なわないためには、共通認識として基準を揃えておく必要があります。

例えば「ネイルは控えめであれば可」という身だしなみ基準だと、人それぞれ価値観が違うので、注意されたときに納得いかないという女性スタッフもいるかもしれません。そういった場合は、曖昧な言葉ではなく、誰が見てもハッキリ分かる身だしなみ規定をつくるといいですね。

ディズニーの身だしなみ規定を参考にしてみましょう。

指の先端より3mmを超えない長さとします。マニキュアやジェルネイルをする場合は、肌の色に近いものを選びます。パール入りやラメが入ったもの、アートやグラデーションは、色やデザインに関わらず一切認められません。ジェルネイルは、爪が伸びてジェルを塗っていない根本の部分が2mm以上になった場合は、お手入れが必要です。つけ爪をすることはできません。

https://www.castingline.net/disney_qa/look.html

ふさわしい例と認められない例の写真付きで示されています。それなら分かりやすいですよね^^

2.反論されて終わりにならないため必ず伝えたいこと

嫌われたくない、セクハラやパワハラと思われたくないからといって、やんわり注意するだけだと響かなくて反論されて終わってしまいます。では、どうやって注意をすればいいでしょうか。

ポイントはお客様がそのネイルを見てどう思うか考えてもらうこと。ただ頭ごなしに注意するのではなく、身だしなみは誰のためのものなのか気付いてもらわないといけません。

その上で、直してもらうようにハッキリと伝えることが大切です

ネイルではないですが身だしなみの注意をしてすぐに改善された事例があるので紹介します。

ホテルマン時代、髪色が明るくなりすぎた状態で出勤してきた女性フロントスタッフがいました。お客様がどう感じるかを考えてもらい、いつもの頑張りを認めたあと、「この髪色ではフロントで仕事はさせてあげられない。髪色が戻るまでは事務所で仕事してください。」とハッキリと上司が伝えていました。

フロントで働きたいと思って入社した女性スタッフですから、悔しかったと思います。すぐにドラックストアに行って黒彩スプレーを購入し、髪を黒くしてフロントで働いていました。

また、私が研修させていただいた企業でも、ボロボロのパンプスを履いている女性スタッフがいたのですが、身だしなみの重要性を伝え、身だしなみチェックシートで自己チェックをしてもらい、いつまでに直すか期限を決めたところ、翌日にはピカピカの新しいパンプスを履いてお仕事されるようになりました。

身だしなみが整っていない本人は、お客様はそんなところまで見ていないと思っているものです。でも、実際にはお客様は細部をよく見ています。身だしなみは無言の紹介状と言われるくらいですので、注意すべきところはしっかり伝えてあげましょう。

3.身だしなみの自覚を芽生えさせるには

ホスピタリティで超有名なホテルのザ・リッツ・カールトンの話をしますね。

リッツカールトンには、価値観と理念が終結された「企業理念」であるゴールドスタンダードがあり、その中に書かれている一文がとても共感できるものでした。

私は、自分のプロフェッショナルな身だしなみ、言葉づかい、ふるまいに誇りを持ちます。

https://www.ritzcarlton.com/jp/about/gold-standards

リッツカールトンに細かい身だしなみ規定があるのかどうかは分かりませんが、こういった価値観を大切にしているからこそ、プロフェッショナルを追求し、自分で考え、最高のホテルマンを演じていくのだと思います。

これはどの職種でも当てはまります。大切な考えなので、常に忘れないようにしていきたいですね。

私も企業理念を大切にしているホテルで働いたことで、自分の仕事に誇りを持って働けるようになりました。このように企業理念を考えてみると身だしなみの自覚だけでなく、誇りを持って自主性を発揮するスタッフが増えますよ^^

4.伝えることも大事だけど、気付かせることも大事

注意をされて喜ぶ人はいませんし、女性の身だしなみの注意はデリケートなので、注意する側も一苦労ですね。

そこで身だしなみのクオリティを保つためにおススメなのが毎日の朝礼での身だしなみ相互チェックです。身だしなみ規定に沿ってポイントを読み上げて、頭から足元までの相互チェックを行っていきます。直した方がよい部分があれば、全身鏡の前に立ってもらい、その場で直してもらいます。

そうやって、一緒に働くスタッフの身だしなみにもよく気付くようになり、「自分の身だしなみは相手にどう映っているだろう?」と自分にも意識を向けるようになっていきます。繰り返し行うことで定着していきます。

いきなり朝礼を導入しにくい、女性スタッフが少なくて注意しづらいという場合は、接遇マナー研修で全社員の身だしなみ基準を揃える事が出来ます。今の身だしなみではダメだとしっかり気付かせることが大切ですよ^^

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