仕事でいちばん大切なことって何?大山泰弘著の「働く幸せ」を読んだ感想



こんにちは。古岡めぐみです。

以前、倫理法人会の講話で日本理化学工業㈱大山泰弘会長の名言について紹介された方がいらっしゃいました。

 

 

人間の究極の幸せは

人に愛されること

人にほめられること

人の役に立つこと

人から必要とされること

働くことによってこの4つの幸せを得る事ができる。

あなたもこの名言、聞いた事ありませんか?

 

私はこの言葉の意味をもっと知りたくて、すぐに日本理化学工業㈱大山泰弘氏について、ネットで調べました。

日本理化学工業はチョークを製造している会社で、社員の7割が知的障害者なのだそうです。そして「働く幸せ~仕事でいちばん大切なこと~」という本があることを知ります。すぐに本を購入し読み始めました。

プロローグを読み進めていると涙がぽろぽろと流れてきました。自分が働いてきたホテルでの日常がよみがえり、感謝の気持ちが沸いてきました。

 

ここからは少々、本のネタバレも含みますが、興味のある方は読み進めてみてください。

 

 

幸せな社員を増やすために

障害者雇用第一号社員が、ある日「昨日お母さんが赤飯を炊いてくれたんですよ」と嬉しそうに話しかけてきて、「どうして赤飯を?」ときくと、「昨日会社でほめられたから・・・」と照れくさそうに微笑みます。

近くに住む兄弟やその家族も集まってお赤飯を食べながら、みんなで「よかったね」とお祝いしてくれたというのです。

これを読んで、私がパッと頭に浮かんだのは小さい頃の家族の記憶でした。何も出来なかった赤ちゃんの頃から、何か出来るごとに喜んでくれたりほめてくれたり、また節目にはお祝いをしてもらったり。そして私もその喜びを受け取り、笑顔になっていたことを思い出しました。

我が家は両親が離婚しており、特に父親に対しては憎しみの感情が消えない時期が長く、今でも普通の会話は出来ません。ですが、この本を読んだとき、両親が無償の愛を注いでくれていたことに改めて気付き、幸せを感じる事が出来ました。

 

では話を働くことに戻してみます。例えばこれから働く新入社員に対して、何も出来なかった新入社員が何か出来るようになったとき「○○が出来るようになったね!」と声をかける。例えばいつも頑張ってくれている社員に対して「ありがとう」「いつも助かっているよ」と声をかける。

 

たったこれだけの挨拶や声掛けで、社員は愛されている、ほめられている、人の役に立っている、人から必要とされていると、幸せを感じる事が出来ます。

幸せだから働く原動力になりますし、それが組織風土を良くして、ますます働き甲斐のある職場になります。

私はホスピタリティ溢れる職場や世の中をたくさんつくっていきたいと考えています。

ホスピタリティは「目先の報酬を求めて行動するのではなく、おもてなしや喜びを通じて、結果がついてくる」という考え方をします。この本の主人公は知的障害者でしたが、全ての職場でこういった声掛けから、働く喜びを感じる社員が増えたらいいなと思います。

人のために動く

「働」という文字は、「人」と「動」が組み合わさって出来ています。私はこれを、「人のために動く」から「働」になったのだと解釈しています。

おそらく、人の道を説く僧侶が「人のために動いていると、愛される人間になる。だから一生懸命働きなさい」という教えを込めてつくったのではないでしょうか?

この考えは私の経験からもピタリと当てはまることがあります。26歳まで、私は自分の生活を楽しむために仕事をしていました。やりたいことも買いたいものも山ほどあったし、仕事は一生懸命するけれど「人のために働く」という考えは抜け落ちていたように感じます。

 

「人のために働く」を意識するようになったのは窮地に陥ったときに助けていただいた経験からです。

私の場合、ホテルで夜勤の仕事で身体を壊し、精神的にも肉体的にも弱っていたときに「夜勤減らすし、日勤でもう少し頑張ってみたら?」とチャンスをくれた上司の存在が大きいです。みんなと同じ給料をもらいながら、私だけ特別のシフト。申し訳ない気持ちもあり、一生懸命働きました。

自分のため、お金のためという気持ちより、支えてくれている職場のみんなに、恩返しがしたい、お役に立ちたいという気持ちだったのだと思います。

 

もうひとつ、私を支えてくれた言葉に「苦しいときほど人の役に立つ」というものがあります。苦しいときは自分のことにとらわれやすいので、どんどん悲観的になります。でも人のために動くことで、人から感謝され、苦しさもいつの間にか小さくなっていたということはよくあります。利他の心で行動していきたいですね。私も忘れがちです。

 

仕事でいちばん大切なことって何?

まとめです。

私はこの本を読んで、仕事でいちばん大切なことは「人の役に立つこと」だと思いました。そこから一歩押し進めて、働く幸せをつくること。どの立場からでも出来ることじゃないかなって思うんです。部下が上司の働く幸せをつくることだって出来るし、上司が部下の働く幸せをつくることだって出来ますよね。

 

人間の究極の幸せは

人に愛されること、人にほめられること、人の役に立つこと、人から必要とされること。

働くことによってこの4つの幸せを得る事ができる。

 

相手に感謝をして、感謝を伝えていくことで、人の役に立つ実感が出来ます。

何のために働いているんだろう?って感じたら思い出したい1冊です。

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